アクア

声 - 福原香織 / 雨宮天
おかしな信者ばかり擁するアクシズ教の御神体にして、水を司る女神。年齢は不詳だが、少なくとも「機動要塞デストロイヤー」の製作以前から存在している。そのためカズマからは「ババァ」呼ばわりされ激怒していた。身長は特に記述はないが、各メディアではカズマ(165cm)と同じくらいの高さである。普段は「女神の証たる神器」だという青い羽衣を着用し、屋敷では青のパジャマを着ている。また、テレビアニメでは第1期、第2期ともに、普通であればパンツが見えるアングルでもパンツの描写がないことから、コミック等ではネタになっている。
日本の歳若い死者の案内を担当する女神で、本人曰くエリート。そのため地球や現代日本の知識・技術についてもある程度の知識を持つ。カズマの死因を馬鹿にしたところ、怒ったカズマによって異世界行きに巻き込まれた。
水色の髪と瞳で抜群のプロポーションと人間離れした美貌の持ち主。しかしその実態はお調子者で能天気、ものぐさで空気を読まない、威勢の良い啖呵を切る割には打たれ弱くて泣き虫な構ってちゃんという性格の持ち主であり、平時の態度に女神らしい神々しさは皆無で、ときに自分が女神であることすら忘れてしまう。また酒と宴会が大好きで、飲み食いする姿にも品がない。そのため、本人はしばしば自分の正体が女神であることを主張しているが、カズマなどの一部例外を除いて全く信じてもらえていない(大多数の信徒にすら「御神体のそっくりさん」扱いされている)。とはいえ極稀に女神らしい振る舞いを見せることもあり、その際はカズマにも見直されている。
動機こそその時々によって様々だが、基本的に考えなしに行動するのが常。そのため幾度となくトラブルを引き起こすが、反省せずに似たようなことを繰り返すため、一行の中でカズマの手を最も焼かせる存在となっている(アクアが最終的に泣きつくのがカズマであるため)。そのような日頃の振る舞いゆえに、カズマからは「駄女神」「元なんたら」「狂犬女神」「なんちゃって女神」などと場面によって様々な呼び名(蔑称)で呼ばれている。
冒険者としての職業はアークプリースト。身体能力は総じて高く、宴会芸スキルとアークプリーストの魔法を全て取得し、ゴッドブローなど近接格闘スキルまで取得している。特に宴会芸スキルはカズマに「もうこいつは芸で食っていける」とまで言わせるほどだが、アクア自身は芸に対してこだわりがあるため、芸を金儲けに使うことは決してせずお捻りも受け取ることはない。また知力が低いうえに幸運に至っては最低クラスであり、カズマの幸運を相殺してしまっている。幸運を付加するブレッシングをしても、カズマにジャンケンで勝つことができないほど最低の運を持つ。くわえて本人曰く「冒険者としての能力は最初からカンストしている」ので、レベルが上がっても能力値は一切上昇しない。そのため、元々低い知力や幸運値もこれ以上上がることはなく、その点をカズマには心底から憐れまれている。
一応パーティではヒーラーを担当しており、回復、補助、蘇生、状態異常の治療など、取得スキルはいずれも絶大な効果を発揮する。しかしアクア自身は前述の通り考えなしに動くため、そのたびにカズマの作戦を狂わせており、基本的にトラブルの元になっている。また触れただけで水を浄化するという特殊な体質を持っており、地上に降りてなお女神の力は健在のようである。ただし能力の制御はできず、無害な液体(飲み物、温泉、海水など)ですら真水になってしまうため、トラブルの元になっている。また、女神の性質ゆえに様々なアンデッド達が本能的に救いを求めて集まってくるため、野営時やダンジョンの探索中にはこれもまたトラブルの元となる。
完結しているWeb版では、カズマが魔王を討伐したのち、無事に天界に戻っている。

ゼル帝(キングスフォード・ゼルトマン)
アクアのペットのひよこ。彼女はドラゴンの子供だと言い張っている。元はアクアがドラゴンの卵と騙され、大金をはたいて購入したただの鶏の卵で、将来ドラゴンの帝王になるとの期待から「キングスフォード・ゼルトマン」という大層な名前を付けられた。「ゼル帝」という愛称もアクアの命名。
後に孵化したが、その場にいたバニルを最初に見たため刷り込みによりバニルを親だと思うようになった。そのため寝るときはバニルの脱皮した抜け殻の上で眠る。
卵の段階でアクアが魔力を込めて温めたため、その身に強力な魔力を宿しているというが、元がただの鶏のため有効な使い道がなく、せいぜい周囲にモンスターを寄せ付けない程度。
WEB版ではその後カズマの朝の目覚めに欠かせない存在となる。
角川スニーカー文庫公式サイトTV化記念キャラクター人気投票で第1位でなかったことに腹を立てている。

出展:Wikipedia

※声優はドラマCD(とらのあな限定版、スピンオフ小説同梱版) / アニメ、サウンドトラックCDボーナストラック。 声優名1人の場合は、原則アニメ版のみであることを示す。